この記事では、客先常駐エンジニアやSESからの転職タイミングについての考え方をまとめています。
いざ転職する、となると在職中の忙しさなどもあり転職活動が思ったように進まないかもしれません。
しかしSESからの転職タイミングを逃すと、40代、50代でも客先常駐エンジニアの働き方が続く可能性があります。
目次
SESから転職するにはタイミングが重要
SESから転職するにはタイミングが重要です。
転職しやすいタイミングを逃すと、退職したいのに出来ません。
SES、客先常駐エンジニアの働き方についてどう感じているかは個人差もあると思いますが、社会人としてプロとして契約に基づいて現場に入っているのですから好き勝手な時期に辞めることはできませんよね。
SESを辞める良いタイミングとは
そのため、SESを辞めて転職するタイミングとしてスムーズなのは、プロジェクトが一段落するタイミングに合わせて転職することです。
参加しているプロジェクト、リリース予定が思った以上に先の話であってもSES・客先常駐エンジニアの契約期間は基本的に3ヶ月単位となります。
うっかり、そうした転職のタイミングを意識せずに退職を切り出してしまうと、契約期間の途中で辞めることになってしまうため「なかなか辞められない・・・」といったことになります。
「契約の途中で辞めることは難しいですから、もう少し待ってください」
と言われて押し切るのは難しいですよね?
その際、いつが契約更新のタイミングかを確認することも重要です。
契約更新のタイミングを知らずにいると、再度退職を切り出してもまた「契約期間の途中なので・・・」と引き留められる可能性もあります。
転職先が決まってから、退職の手続きに入る場合には確実に辞めることが必要です。
・契約更新のタイミングはいつなのか
といったことをしっかりと確認することが重要になります。
SESから転職しやすいタイミングは、契約更新のタイミングとなります。
一般的には辞めたいタイミングの1ヶ月位前には辞意を伝える流れとなりますが、それよりも前に伝えても問題ありません。
来週辞めたいです、といった急な話はやはり辞めるのは難しいです・・・
どんな会社に勤めていても、辞めやすいタイミング、転職のタイミングはありますので見極めることがまずは大切になります。
SESを辞めてから転職活動をするか、在職しながら転職活動をするか
どのくらい忙しいかは個人差もありますが、基本的には客先常駐エンジニアは定時で帰れる時期も多いのではと思います。
しかしプロジェクトも終盤に入っていたり、炎上している場合には忙しくて転職活動どころでは無い・・・といった可能性もあります。
その場合には、退職してからでなければ転職先を探すことが難しい・・・かもしれません。
ただ、土日は休みがとれる、週に1日でも休みが取れるのでしたらその休日に面接を受けられるような会社を探してみるのも手です。
転職エージェントを利用すれば、あなたの代わりに希望条件に合った転職先を探してくれます。
年齢にもよりますが、20代、30代であれば、ITエンジニアの転職先候補の企業は見つけやすいはずです。
中には面接日も相談に応じてくれる企業もあるでしょう。
転職活動の基本は在職しながらです。
退職してから転職先を探した場合、自分に合った職場がすぐに見つかるとは限りません。
退職後は収入も途絶えますから、貯金を取り崩して生活、転職活動費に充てることにもなります。
貯金が減っていく精神的な追い込みは、想像以上ですよ。
貯金の底が見えてくると(あと2ヶ月でお金が尽きる、など)もうどこでも良いから転職を決めよう、という考え方になります。
それこそ、ブラック企業でも良いから転職して収入を得なければ・・・といった考え方です。
焦って転職してしまい、後から後悔する人もいます。
可能であれば、在職しながら転職活動をされることをおすすめします。
収入があることは、本当に大切です。
SESを辞めたい転職理由を整理する
SESを辞めたい、と思った場合。
まずはSESを辞めたい理由、転職理由を整理することが大切です。
転職理由を元に、次の転職先を探すことにもなりますから、この作業はとても重要です。
派遣先が選べない不満
基本的には、客先常駐エンジニアとして働く派遣先は選べません。
SES会社の営業担当者が契約を取ってきた派遣先にアサインすることになります。
契約期間も特に知らされることは無いでしょう。
(だからこそ、転職タイミングとして契約更新の時期を知ることが重要になります)
常駐することになる派遣先を選べない、短期間で現場がコロコロ変わる、遠方の常駐先が多くて通勤が辛い・・・などSESの場合、派遣先が選べないという不満・ストレスが大きいエンジニアの方も多いでしょう。
給料が低い、待遇が悪い
SES・客先常駐エンジニアとして働いている間は、年収アップをしていくのは難しいでしょう。
初任給、初年度の年収は意外と高いSES会社であっても、いずれ年収も早い時期に頭打ちになります。
下請けという立場上、会社としても利益を確保するために客先常駐エンジニアの給与を上げるのが難しいという構造上の問題です。
ですから客先常駐エンジニアとして働く間は、高年収は得られません。
将来の給与の伸びも悪いので、将来性に不安を持つ場合には早い時期に自社開発会社などに転職した方が良いでしょう。
上流工程に進みたい、キャリアアップしたい
SES会社で働く場合、上流工程に関わる機会はほぼ無いといえます。
例外もありますが、派遣先の企業にスキルがあることを認められるケースは少ないといえます。
プログラマーとしての仕事やテスター、保守など担当する事がどうしても多く鳴りますから、スキルアップをしていくことが難しい環境にあります。
未経験からITエンジニアに転職する分にはSESを選ぶのは良いとは思うのですが、キャリアを考えた場合にはずっとSES、客先常駐エンジニアとして働くのは考えた方が良いでしょう。
上流工程をやりたい、もっとスキルアップしていきたい、と思った時はSESからの転職タイミングといえるでしょう。
SESからの転職タイミング
SESからの転職タイミングは、契約更新のタイミングが円満退職しやすいので良いでしょう。
そこまで無理に引き留められる可能性もあまり無いとは思うのですが、もしブラック企業に勤めてしまっていた場合には、辞めたくても辞められない可能性はあります。
何ヶ月も引き留められている・・・辞められない、といった場合には、労働基準監督署に相談するなどされると良いでしょう。
もしくは、退職代行サービスを利用する手もあります。
もし退職代行サービスを利用されるのでしたら、企業と交渉可能な弁護士、もしくは労働組合が行っている退職代行を利用してください。
格安の料金だからと一般法人が提供する退職代行サービスを利用すると、退職に失敗する可能性が高いです。
SESを辞めて、転職先はどうする?
SESを辞めるにしても次の転職先をどうするか、といった問題もあります。
SES・客先常駐エンジニアとして働いてきて、この業界は自分には合わない!異業種転職してリセットして働きたい、という気持ちが強い方もいらっしゃるかもしれません。
その場合にも、転職エージェントを利用してスキルを活かせる転職先、もしくは未経験歓迎の異業種転職を目指すことが出来ます。
第二新卒の方は、転職は非常にしやすいですね。
どういった業界・業種への異業種転職を狙うかにもよりますが、
⇒ 就職shop
などは20代の転職、第二新卒の転職や未経験者の転職に強いです。
キャリアチェンジにも活用できるでしょう。
SESからの転職はタイミングを逃さずに
SESから転職しよう、と考えた場合。
やはり転職はタイミングが重要です。
転職を考えたらまずは行動されることをおすすめします。
在職中に転職先を決めることが大切ですから、転職エージェントに登録し、まずは情報収集を開始しましょう。
転職エージェントを利用するメリットの一つとして、忙しくても代わりに情報収集をして希望に沿って求人を紹介してもらえることがあります。
転職活動を実際にスタートすることで、転職したいと考えているだけで行動出来ない、といった状態を回避することができます。
転職したいとは思うけれど・・・と、そのままズルズル年月が過ぎる人も多いです。
内定が出た後は、入社日などちゃんと調整が可能です。
SESから転職したいと思ったら、まずは転職活動を始めることが重要です。
あれこれ考え出すと不安が先行して転職活動に踏み切れなくなりがちですよ。
SESから転職、エンジニア転職エージェントの活用がおすすめ
SES(客先常駐エンジニア)の働き方を辞めたい、IT業界では仕事を続けたい、キャリアアップしたい、といった場合にはIT業界に特化した転職エージェントの活用がおすすめです。
で詳しくご紹介していますが、
- レバテックキャリア
- マイナビエージェント×IT
- ワークポート
といったIT業界に特化した転職エージェントの活用がおすすめです。
企業の詳しい情報を持っていますし、コンサルタントもIT業界の知識が豊富です。
エンジニアとして、これからこうした経験を積める会社に転職したい、こういったキャリアを積んでいきたい、といった相談もしながら適した転職先を探していくことが出来ます。